十三人目の怒れる男

公認会計士を目指してた男のいろいろなアレ

会計事務所のお仕事 概要編①

仕事の内容を色々まとめて役に立てていくスタイル

・会計事務所はどんな仕事をしているか?

1.記帳代行

最も基本的な業務。日々の仕訳、月次試算表・総勘定元帳の作成など

 

2.決算業務

上記の業務に含まれるけど違う部分もあるので独立項目に。

決算報告書の作成、法人税、消費税、地方税等の申告書の作成など

 

3.個人の確定申告

所得税の確定申告書を作成すること。

サラリーマンは「年末調整」が適用されるので確定申告で会計事務所に来ることはなく、

不動産所得など給与以外の所得がある人、自営業者などがメインの顧客となる。

 

4.法人の確定申告

個人のものとは比べ物にならないほど業務・書類量が増える。

決算確定業務、申告書作成業務など

申告書の種類としては

①税務署向け

「法人税申告書(別表)」「決算報告書」「株主資本等変動計算書」

「勘定科目内訳書」「事業概況説明書」「消費税申告書」など

地方公共団体向け

「法人事業税、法人住民税申告書」「事業所税申告書」など

 

5.予算・実績管理等

1の「記帳代行」の際に必要な資料を取りに行くために「月次訪問」といって顧客先に直接行く

ことがあるが、それ以外もしくはそれも含めて訪問する際は上記の業務の際がある。

①過去の実績との比較②現状分析③予算計画との比較 という三本柱で行う

 

6.給与計算等

等に含まれるものでは販売・仕入管理、振込み業務などがある。

会計学に通じているからこそ依頼されるアウトソーシングの代表が給与計算なだけで他にも色々ある。

 

7.登記管理と各種届出

登記管理については会社法に通じている(受験科目的な意味で)会計士型の税理士だからこそ依頼を受けられるもの

実際の登記は司法書士の資格が無いとすると違法になるので司法書士との連携が必要となる。

ここでの業務は顧客が「会計事務所であってる」と思って相談したものが事務所側だけでは出来ず、そのまま断るのではなく事務所側が司法書士・弁護士などへ連絡し顧客の誘導をするという窓口的業務となる。

 

8.資産税業務

相続税、贈与税、譲渡所得税などを指す。

取引されるものが土地や建物といった高額なものであり業務も複雑なため報酬も大きいが、一つ間違えると大きな損失やトラブルが発生するためハイリスクハイリターン

これらのノウハウを持っている事務所は大きく稼ぐことができているといえる。

贈与税・譲渡所得税は暦年単位で発生し、相続税は時期を問わず発生する。

 

9.税務調査の立会い

顧問先の企業が税務調査を受ける際に立ち会ってほしいと言われる際に発生する業務

この際税理士側はあくまで「中立」の立場であり、企業の味方をするではなし、まして税務署の味方をするわけでもなく、税務署側の専門用語などを企業に簡易に伝え、企業側の意思を税制的な言い分に翻訳して税務署側に伝えるなどをする。

税理士には税務代理権限があるので突然の訪問を出来なくする効果もある。

 

一般的(?)な会計事務所についてまとめてみました。

次回は時期による会計事務所のお仕事をまとめていきたいとおもいます。