十三人目の怒れる男

公認会計士を目指してた男のいろいろなアレ

そもそも論 後編

好きな事(趣味)をやりたい事に結び付けて、趣味である釣りに関わる業界、つまり釣具メーカーを第一志望とした私は紙一重で最終面接に辿り着くも、選考落ちしてしまいました。

ココで落とされた理由について企業は勿論一切答えてくれませんが、自分の中では志望動機を作ってる時から感じてた不安要素が最後に表出したんじゃあないかと思ってます。

 

不安要素リスト

1.学歴(偏差値50台の私立文系という基礎能力の低さ)

2.学生時代の成果(学業としての成果なし・資格の未取得)

3.1,2を踏まえた『企業へ貢献』できる能力のアピール

 

といったところです。

私の学生生活といったら下宿費+学費を親に頼れない家庭環境であったためほぼアルバイトに時間を割かれ、個人で研究を進めた学問も無く、資格を取るといった行為もしなかった為、新卒採用で求められるアピールの『学生生活(学業)で得たものは何か?』という問いに始めから変化球で答えなくてはならないという状況にあったわけですね。

その変化球(大学以外での経験)が凄いものであり、面接の場でのプレゼンも上手ければ1,2の要素が不足していてもその評価を上回ることができたのでしょうが、選考落ちという結果を受けた自分は上回れなかったようです。

 

第一志望の企業から内定が貰えなかった私は不安要素が自分の中で完全なマイナス要素として認識されてしまい、これ以上の就職活動を続ける自信を失いましたし、なによりココ以上働きたいと思える企業が元々無く、代替企業を見つけることが出来なかったので、内定の無いまま就職活動を一時中断する決定を下しました。

そこからは、相変わらずアルバイトをしながら残りの学生生活を消化していく日々になっていきましたが、この状況を伝えた友人や家族、アルバイト先の面々から受けたアドバイスの中で一番心に響いた『学業で何もできなかったなら資格取れば?』というアドバイスを採用し、今から取得して就職に直結するものであり、浪人して目標の大学に行けなかった時の雪辱を晴らす意味でも『最も難しい資格に挑戦しよう!』と奮起し、弁護士・公認会計士・弁理士が国家資格の中で一番といえる程難しいことをネットで調べて把握しました。

これら3つの資格のどれを取得しにいくかを決めるにあたって受験資格を判断基準として調べていくと、弁護士はロースクール(法科大学院)に通う必要がある煩わしさがあり、弁理士は理系の知識が前提とされる(自分は文系出身)、といった問題点があるためマイナス評価が付きましたが、公認会計士に至っては特に大きなマイナス評価が付かなかった為、自分の今までの経歴からプラス評価が付く部分はいずれの資格にもありませんでしたが減点のなかった『公認会計士』の資格を取ろうと決めたのです。